うちに学生時代に買った15年物のフォトジェニック大先生がいらっしゃるのですが、15年も持ってると変に愛着湧いちゃって今更捨てたり売ったりできないんですよね。
とはいえ音が良くないので、あんまり弾くこともなかったんですが、そのままだと可愛そうなので、思い切ってギター改造の実験台になっていただくことにしました。
安ギターの良いところは、色々弄り回しても失うものが少ないので、思い切りできるところだと思います。
今までも各種調整(オクターブ調整やネックの反り調整、弦高調整)の実験台になって、いろいろな技術を身につける助けとなってくれました。
(よく安ギターなんか買うなっていう人がいますが、とんでもない!いきなり30万のレスポールなんか買ってみろ、怖くてネック調整すらお店任せになってしまうじゃないか!)
目次
改造前のギター
じゃ早速いじっちゃいましょう。
タイトルにもある通りピックアップ交換をします。
まずは改造前のご尊顔。
なんかいい感じにピックガートとかノブが黄ばんでビンテージ感を醸し出していらっしゃいます。大先生のくせに。(ついでに指板もくっそ汚い)
載せるピックアップ
正直本家フェンダーやらダンカンやらのピックアップを載せるのはあまりにもバカバカしいので、こちらの『Wilkinson』のピックアップを買いました。
3つセットで3,000円台なので、このクラスくらいが丁度いいかなと思います。
(もっと安いやつもあったけど、音が変わらなかったら悲しいのでこれにしました)
色はアイボリーが現状のものに近かったんですが、ブラックが一番安かったのでブラックにしました。
(白ピックガードに黒ピックアップってのもカッコいいし。変だったらカバーだけ元のやつ使おうと思ってた)
音は最後に比較で変更前とあとを載せます。
他に必要なもの
- はんだごて
- はんだ
- ハンダ吸い取り線 or ハンダ吸い取り器
- プラスドライバー
ピックアップの取り付け
古いピックアップの取り外し
取り外す前に念の為、ピックアップの高さをメモっておいてもいいかも。
各弦最終フレットを押さえた状態で、各ポールピースと弦の間隔を測ってメモします。
ピックアップによって最適な高さが変わるかもしれないけど、ある程度の基準にするため。
ちなみに自分はやってないけど
ピックガードのネジを全部外して、取り外します。
ジャックとアース(?)の線だけがつながっている状態です。
古いピックアップの線を外すんですが、その前にどの線がどこにつながってるかを写真にとって、メモ代わりに保存しておきます。
のちのち同じように繋がないといけないので。
んではんだごてとハンダ吸い取り線を使って古いハンダを除去して、ピックアップから出ている線を全部外す。
線を外したら、ピックアップの両サイドのネジを外して、ピックガードから外します。
新しいピックアップの取り付け
ここで注意したいのは、どれがどのイチのピックアップなのかというところ。
知ってる人からすると当たり前だけど、ピックアップはどこにでもつけて良いわけではなくて、一応フロント・センター・リアと付ける場所が決まってる。
ちなみにこの『Wilkinson』ピックアップの場合は、まずセンターピックアップは黒線と赤線が出ているのですぐに分かる。
問題はフロントとリアだ。
どっちも黒線と白線で見分けがつかない。
Amazonの説明によると、ポールピースの間隔と抵抗値が違うらしいので、抵抗値が測れる機器を持っていれば測ってもらえば、わかるだろう。
ちなみに自分は持っていないので、だいぶ悩んだ。
でもよく見るとピックアップの裏面に小さく数字が書いてあった、一方には50、一方には52。
ポールピースの間隔ではなかろうか?
(Amazonの商品説明によると、フロントとセンターが50mm、リアが52mmとあった)
それを信じて50と書かれたほうをフロントに、52と書かれたほうをリアにマウントした。たぶん合ってる。
あとは先程撮った、配線の写真を元に線をつないでいく。
(はんだの付け方は割愛する。YouTubeとかにいっぱい動画があるので、参考にされたし)
ピックガードをもとに戻す前に
線を元の配線どおりに繋いだら、まずそのままの状態で一回テストをしよう。
ピックガードを本体に取り付けてしまうと、配線がミスってた場合また外さないといけなくなるので。
- ピックガードが外れた状態のままシールドケーブルをさしてアンプとつなげる。
- 当然弦もないので、弾くことはできないが、ピックアップのポールピース部分をドライバーの先端でつついてみる。
- 「コツコツ」とアンプから音が出たら成功。出なかったらどこかミスってる。
*写真撮り忘れたので、マウント後、別撮りしました。
本来はマウントしたり弦張る前にやるべし。
ピックガード取り付けて、高さ調整
音が問題なく出たら、ピックガードを本体に取り付ける。
弦を外してた場合は弦もつける。
あとはピックアップの高さを調整する。
元の数値をメモってた人はそれをベースに、耳で確かめながら調整しましょう。
この人のブログが結構詳しく書いてくれている。
http://www.eonet.ne.jp/~o2factory/pickuphi.html
完成 – 音を比べる
黒ピックアップカッコいいじゃん。
肝心の音はどのくらい変わったのか。
元のピックアップは、歪ませたときに音が潰れたり、ノイズが酷かったのでここが治っていればいいなと思いつつ音出し。
ビフォー
まずは元のピックアップ。
コード弾き(フロント → ハーフ → センター → ハーフ → リア)→単音(フロント → ハーフ → センター → ハーフ → リア)の順。
*下手くそだという指摘は受け付けない。断固として。
アフター
次に新しい『Wilkinson』のピックアップ。
コード弾き(フロント → ハーフ → センター → ハーフ → リア)→単音(フロント → ハーフ → センター → ハーフ → リア)の順。
*もう一度言うけど、下手くそだという指摘は受け付けない。断固として。拒否する。
あれ?なんか劇的に変わった感はない…?
リアルタイムで弾いてるときは、結構音の分離感とか結構良くなった気がしてたんだけど、録音聴くと思ったほど変わってなくない?
ipadのGarageBandで録音したんだけど、ソフトのせいか?オーディオインターフェースがiRigだから?
でもノイズは明らかに減った。両方ソフト側でノイズキャンセリング機能を使ってるんだけど、前のピックアップよりも効きを弱くしてもノイズが目立たない様になっていた。
あと音の粒立ちもちょっとだけ良くなったような気はする…たぶん。
よし、良くなった!良くなったはずだ!
なにはともあれ、意外と簡単にピックアップ交換はできたよというレポートでした。
それと安ギターはこうやって改造やメンテの練習台に使えるので、意外と悪くないよ。とも言いたい。